青色の世界。

好きをひとつひとつ残して。

ひとり。

どうも、真面目語り気分ウーマンです。読んでくださる優しい貴方、大好きです。

 

 

グループ、とは不思議だなと感じる。

私は昔、俳優さんに憧れていた。テレビっこ且つドラマっこで、三浦春馬くん、佐藤健くん、水嶋ヒロさんなどなど、ドラマによく出ていた俳優さんが好きだった。身近にテレビはあって、映画もよく見ていたから、エンタメものは本当に好きなんだと思う。

そんな中、私は嵐を好きになったけれど、始まりはこれまた俳優としての櫻井翔くん。その当時の私の頭に、歌手よろしくアイドルなどといった存在はなかった訳で。歌うのは好きだったけれど、バンドなんて知らないし(あ、父の影響でドリカム、ミスチル、サザンは聴いてましたが)、嵐の曲すらうっすら何曲かというレベル。翔くんを知り、嵐を知り、大野くんを知り、沼へ、という面倒な遠回りルートなので未だにグループは本当に不思議だと感じる。

よく考えたらすごいことだと思って。「アイドル」「デビュー」を志す人たちが集まり、13、4で芸能界に入り、地方から来る子すら東京でレッスンを受け、それでも尚「デビュー」できるかどうかは社長次第、という世界。特に関ジャニ∞のジュニア時代を聞けば目が点になる。一体どれほどの10代そこらの少年たちがグリーン車のチケットを払い戻して食費に当てたり、部屋を借りるどころかマンガ喫茶で生活したりといった状況に遭遇するのだろう。今普通に生活する私には想像し得ない事だ。それを経て、ずっと一緒に歩んできた仲間たちとデビューを掴み取り、そうして2018年現在、これだけのジャニーズグループが存在する。もちろん俳優になった人、ソロで活動する人も一定数いるけれど、グループとしてのアイドルが多数いる。

では、グループからひとりいなくなること。それって、どんな感覚?

今私が知っている、「グループから脱退した」ジャニーズタレントと言えば、NEWSの山P亮ちゃん内くん(その他もいた気がします……!)、KAT-TUNの赤西くん田中くん田口くん、関ジャニ∞の内くん、そんな感じだ。1番鮮明なのは田口くんで、私はあの運命の日の音楽特番を見ていた。正直田口くん以外の脱退した2人の記憶はさほどなくて、だからこそ鮮明に残ってる。翔くんの紹介でオープンゲートから登場した4人。でもみんな表情が重い?そうして重々しく発表された田口くんの脱退。衝撃だった。と共に、特にファンでない私が、全国にうん十万といるハイフンの方たちと同じものを見ている感覚。今考えてもあのタイミングはなんというか、……うん、バッドだったと思う。本来ならまずはファンクラブに報告すべき。それが彼の……いやいや事務所の貫くべき誠実さだったと。少し話が逸れたけれど(KAT-TUN再始動おめでとう!心待ちにしていました)、グループは絶対にそのメンバーでなければというのは最初の方の私の思い込みだったかもしれないかな。だって好きになった時すでに関ジャニ∞7人だし。そういうことではないのよ、嵐も結局全員好きになったし。ただし、いるのにいないとはつくづく寂しい。この時ばかりは絶対にそのメンバーでなければと思う。

例1、ここ2年のカウコン。そう嵐さん。紅白の司会だし、わかってはいるよ?だけど、テレビの前に出てくるのが5人じゃなくて4人。どれほどさびしいかああああ……わかってる?事務所さんよ!!!正直出ないよりこっちの方が辛い。必然的に「出ていないひとり」に意識は向く。いや、顔のブルゾン着たりお面つけたりするからでしょう!(可愛いけど) この2年はその「ひとり」を想って寂しくなっていました。モンペか私は。

例2、元気コンの大倉くん。仕方のないことだけど、あの瞬間は本来、あの場にいたエイターとエイトで共有すべき異空間だった。それなのに感動を(より)付随させて本編DVDにするという、なんとも寂しい悲しい。せいぜいテレビのショービズコーナーで見れれば、新聞や雑誌の記事で読めれば、そうか……そんなことが……と思えたけれど、一生映像に残るんだ。大倉くんが見る元気コンの円盤はいつまでもあの本編なんだよ……モンペか私は。(既視感)

 

まとまりのない文章になってしまったけれど、結局「グループ」にいるひとりの存在感たるや。誰かにとってはそのひとりはかけがえのないピースで、最後はファン全員にとっての、ものかもしれない。俳優さんともアニメのキャラクターとも違うアイドルグループ。

好きという模索は続きます。