青色の世界。

好きをひとつひとつ残して。

「生きろ」と「コーヒーブレイク」は彼の残したものだ。

6日経って少しだけ落ち着きました。皆さんはいかがですか?ちゃんとご飯食べて、眠れてますか?私は今現在少しずつ受け入れようとしています。でも受け入れるか否かは人それぞれだし、「もうすばるくんなんて!!」と思ったっていいんですよ、苦しむ必要はない。穴がぽっかり空いたままでも、塞がらなくても、それも1つの形なのかもしれない、のかな。

 

今日の本題。すばるくんが昨年制作した楽曲

「生きろ」

「コーヒーブレイク」

の2曲に注目してみようと思います。すでに退所を考え始めていたであろう昨年、勝手な考察と憶測ではありますが、しがないヲタクのせめてもの愛情の認識です。お付き合いください!

まずは「生きろ」。昨年のアルバム「ジャム」通常盤に収録された一曲。曲の印象は、シンプルでそぎ落とされたバンドサウンド、といった感じ。そんな中にもすばるくんのこだわりが見えます。イヤホンで聴いた時に各方向に割り振られた、メンバーの演奏と歌声。関ジャニ∞のバンド形態がそのまま頭に浮かぶ、「3Dバンドサウンド」と言いましょうか。スバラジで公開された裏話をまとめますと、

  • メンバーには最低限のコード進行のみを渡した。
  • 今の若い人たちは物事が溢れすぎていて逆に何もできていない人が多い。やりたいことはなくてもいいと伝えたい。
  • (当時のすばるくんが救われた)自分にとってのブルーハーツ甲本ヒロトがもし生きろと言ってくれたら、と思うように、関ジャニ∞が生きろと言ってくれたら、というキッカケになればいいと思う。

と言った内容。タイトルは「生きろ」と切実に訴えかけてくるのに、いざ曲を聴くと「あなたを生きて」と言う。ずるい、と今なら思います。すばるくんが関ジャニ∞からいなくなると知った今の「あなた」を「生きて」だなんて言う。この状況の中でこの曲が存在することは、ある意味で残酷です。だけど、この曲は残るはずです。関ジャニ∞に、エイターに。

私は「生きろ」がエイターに向けられた関ジャニ∞渋谷すばるの最後の曲と解釈します。すばるくんが語った歌詞への想いは然り、メンバー演奏(しかもかなりアドリブ化したもの)にこだわって作られた一曲であること、シンプルな、本当に聴くほどシンプルな曲であること。これが答えなんだと、エイターに(当時のすばるくんが)伝えたいことだったのかと頷いています。

何もなくたっていいから やりたいことなんて

夢や希望なんて なくたっていい ただ一つだけ 

あなたを生きて あなたを生きて あなたを生きて

誰でもないあなたを生きて 生きて

私たちは生きるべきだけど、関ジャニ∞を去るすばるくんをこれから十人十色、労ったり応援したり憎んだり恨んだりしながら生きること、すばるくんはわかってますか?きっとわかってるよね、あんな真っ直ぐな人間臭い目をされようものなら私はそうやってしばらく生きなきゃいけない。生きなきゃいけないって表現は語弊があるけれど、今の私はそうやって自分を奮起させてます。

生きろ

→生きてやる。生きてやるぜ、渋谷すばる

 

次に「コーヒーブレイク」。さだまさしさんから贈られた、亮ちゃんのドラマ主題歌「奇跡の人」のカップリング曲です。こちらは生活音たっぷりでアコースティック風味な素朴で(ある意味)壮大な曲。ラストのメンバー全員の掛け合いは、「コーヒーを飲めない亮ちゃんとコーヒーを勧める6人の飲め飲め合戦」です。初解禁されたスバラジでは、

  • ツアー直前に作り始めた。表題曲とギャップのある曲があれば振り幅を伝えられると思った。
  • 1人vs6人という構図がパッと見え、コード感もすぐ鳴ったのでばーっと作った。
  • 作ってて楽しかった。1人でケラケラクスクス笑いながら作っていた。

といった裏話が。私はこんなにも愛が溢れ出てて止まらないような楽曲に触れたことはありませんでした。1人で笑いながら作る音楽なんか、「音楽」の最骨頂じゃないか、とまで思いました。そんな音楽を作るすばるくんはやっぱり関ジャニ∞なんだ、関ジャニ∞だったんだと感じます。亮ちゃんをいじるかの如く、「飲んでみろよ〜!」「オトナ味!」「二枚舌っ」と楽屋さながらのテンションで入ってくるメンバーのセリフ。あの会見ですら「何気ない日常、楽屋が楽しかった」と語る彼が表現してくれた日常感がいとしくてうれしくて今じゃ切ない。この曲は、本当にライブでの披露を楽しみにしていたんです。ううん、いるんです。どれだけ優しい顔をしてみんな歌ってくれるんだろうと。故に私はこの曲をメンバー6人に向けられた関ジャニ∞渋谷すばるの最後の曲と解釈します。何ならこの曲は、一般に向けずメンバーにだけ贈る形でも良かったとすら思います。でも公開してくれてありがとうございます。この曲を聴くといつも笑ってしまいます。ふふ、と笑みがこぼれます。これからもきっとそうです。音を楽しむ、とはこういうことだ。

コーヒーブレイク

→6人のこと好きすぎかよ。痛いほどわかったよ。

 

約1週間経って、整理出来たこと、まだ出来ないことがあります。メディアでは絆が前面に押し出されていますが、全てのファンがそう思わなくても全然いい。むしろ綺麗事にされる方が辛いこともあります。別に「何クソ」と思ったっていいわけです。「今こそファンの皆さんが無限大の愛で」……全てのファンが小山キャスターの言うように出来るわけないんです。しなくていい。

 

私はとりあえずのところ7人、6人が好きなので応援する方向へなんとなく足を踏み出しました。なんとなくですが。世界は普通に回っていくので、何とか軌道に乗り直してやろう、って今は思ってます。以上です。